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2009年03月02日

【銭湯紹介】長者湯〜水にロマンを

初めまして。
営業とは名ばかりの営業マン。
同志社大学、松田です。

今日は私から、上京区の「長者湯」さんを紹介いたします。
といっても、映画の撮影現場にもなっている銭湯なので、外観や歴史は私が紹介するまでもありません。
なので、今日は私の経験した長者湯を紹介したいと思います。

ところで、実は京都の地下には大量の水が溜まっています。
その水量は、ある調査によると琵琶湖に匹敵する程だそうです。
長者湯さんを始め、京都の銭湯さんの多くはその地下水を汲み上げて風呂の湯として使っています。

この地下水にはもう一つの顔が。
「やまざき」と聞けば皆さんピンと来るかと思いますが、
サントリーが出しているウィスキーのやまざきは実はこの地下水を使っています。

つまり長者湯さんのお湯につかるということは、ウィスキーの原料に使われているおいしい水につかるということでもあります。同じ水を
使われている京都の銭湯でも同じことです。

私が長者湯さんを伺った際に、幸運にもその水を汲み上げている井戸を見せて頂くことが出来ました。
建物の裏手の扉をくぐり、熱気で倒れそうになる釜(見にくい写真ですが…)を超えると、
【銭湯紹介】長者湯〜水にロマンを
普段は住居スペースとして使われている土間の上がり口ぐらいに秘密の扉があります。それを空けて、一寸先は闇というような漆黒の闇の中に足を踏み入れて、数歩地下に向けて階段を下りると…

そこにはひんやりとした、物音一つ立てない井戸。
【銭湯紹介】長者湯〜水にロマンを
その中には目で見える距離にたっぷりと水が。
そこに立った瞬間、何故か少し神前に立ったような、厳かな気持ちになりました。
遥か昔から、ずっと京都の地下を流れ続ける水脈。
その一端にお風呂に入ることで触れる。
もしかするとすごく贅沢な京都への触れ方なのかもしれません。

そんな水をしっかりとまもる長者湯さん。
そんな水を自信を持ってみせてくれる長者湯のご主人。
そして、そんな水にふさわしい歴史風情たっぷりの長者湯さんの建物。

いつも見ている、「見える京都」とは違う京都があるかもしれません。

長者湯はそんなステキな場所です。

◆トークセッション開催!
日時:3月13日15時30分(予定)
場所:さらさ西陣(銭湯を改装した人気カフェ)
ゲスト:
加藤隆生(SCRAP編集長)、林宏樹(らくたび文庫「京の銭湯 本日あります」)、本多力(ヨーロッパ企画)、土佐和成(ヨーロッパ企画)

京都とっておきの居場所トークを展開!

◆メッセージ写真、参加者大募集!!
言えなかった、あの一言。
あなたの大切な思い、近くの銭湯にメッセージを残します。

詳細はWEBで
http://kyoto-en.com/



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Posted by 京都学生団体EN at 14:11│Comments(0)銭湯紹介
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